美容・健康グッズにも多く使用されている「ゲルマニウム」。
実際にどのような効果があるのかご存知ですか?

ゲルマニウムの効果・効能について解説していきます。

ゲルマニウムとは

ゲルマニウムとは、原子番号32の元素のことで、1885年にドイツのウィンクラーによって発見されました。半導体の性質を持っているため、温度やほかの元素などと混ぜ合わせることにより、電気を通しやすいです。

このゲルマニウムには、有機ゲルマニウムと無機ゲルマニウムの二種類が存在します。
同じゲルマニウムでも、種類によって特徴が違いますので把握しておきましょう。

有機ゲルマニウムとは

有機ゲルマニウムとは、物質の中にゲルマニウム元素を取り込んでいる有機物のことです。
植物や、にんにくやクコの実、高麗ニンジンなどの食品にもわずかに含まれています。
免疫力や自然治癒力の回復・増進、ガンの予防や治癒効果が期待でき、
有機ゲルマニウムは、水溶性で体内に蓄積することがなく、人体への害もありません。
フランスのピレネー山脈のふもとにある、「ルルドの泉」は、奇跡の水として有名な水で、治療が難しいとされた病気を治した例などが古くからあります。
温泉に含まれていることも多く、疲れを採る効果もあります。

無機ゲルマニウムとは

無機ゲルマニウムは、石炭や硫化鉱物の中にわずかに含まれており、地球上の地殻から広い分布で存在しています。
有機ゲルマニウムと違い、無機ゲルマニウムは人体に有害とされています。
誤って服用してしまうと、体内から排出されずに蓄積され、腎不全や神経障害を引き起こすことがあります。
体内に入れなければ、利用することは問題なく、ネックレスなどに使用されていることもあり、ストレスなどで疲弊したからだを整える効果があります。

ゲルマニウムの効果・効能とは

ゲルマニウムには、以下のような多くの健康効果・効能があります。

免疫力を上げる

免疫力は人間にもともと備わっている、病気やウイルスから体を守る力のことですが、ゲルマニウムにはこの免疫力を向上させるという効果・効能があります。
ゲルマニウムには、インターフェロンという免疫細胞を活性化させるたんぱく質を増加させるはたらきがあり、結果的に免疫力が上がることが期待できます。

また、ガン予防としてもゲルマニウムは有効とされています。
免疫力を活性化させることにより、中期のがんの主要縮小や転移の抑制できるという例があり、がん細胞の発生を抑えることができます。
特に有機ゲルマニウムは、健康食品としても利用され、抗がん剤のように副作用がないので摂取もしやすいです。

肌の調子を整える

ゲルマニウム温浴、というものがあるように、ゲルマニウムは美容にも効果的です。
入浴剤に含まれているゲルマニウムは、肌の角質層を修復し保湿両区を高めます。
また、肌の代謝や修復を促し、調子を整えるほか、デトックス効果もあるので美顔ローラーなどにも含まれており、小顔効果も期待できます。

血液をサラサラにし、高血圧予防

ゲルマニウムは、赤血球にはたらきかけることで血流をよくするという効果・効能があります。
緊張した血管をほぐし、血液も再生するので、高血圧のほかにも、動脈硬化や脳梗塞にも効果的といえるでしょう。

他にも、ゲルマニウムは血液中に酸素を運び、新陳代謝を高めることにより老廃物や疲労物質を排出しやすくするため、疲労回復効果やストレス改善効果もあります。

まとめ

ゲルマニウムは疲労回復や免疫力の向上、ガン予防といった健康効果だけでなく、ストレスの軽減、肌調子を整える効果も期待できます。
有機ゲルマニウムと無機ゲルマニウムの二種類があり、どちらも健康的な生活を送りたい方にとって強力な味方となるでしょう。
ただし、無機ゲルマニウムは摂取すると体内に蓄積し、様々な健康問題を起こす原因になってしまいますので注意しましょう。