水道水と病気の関係
成人病増加の原因は水道水にも・・・
危険物質「塩素」が成人病の元凶?
「塩素を投入せずに、細菌繁殖による伝染病をとるのか、それともトリハロメタン、硝酸性窒素などによるガンをとるのか。」いま、日本の水道水は、さまざま な問題を抱えています。しかし、現実問題として、塩素を投入しないわけにはいかず、私たちは塩素から逃げられない生活をおくらざるをえません。「塩素」は ビタミンを破壊し、また血液や血管を傷つけます。そのため、コレステロールが付着しやすくなります。また、骨の老化を招いているとの報告もあります。
日本人の死因のベスト3
- ガン(←塩素の副産物として発生する発ガン性物質)
- 心筋梗塞+糖尿病
- 脳卒中(←塩素が血管を傷つけコレステロールを付着しやすくする)
- 糖尿病は死因とされる病名としては表面に出てきませんが、合併症を起こし動脈硬化を引き起こしたりします。これがどんどん進んで、心筋梗塞や脳卒中の原因になるのです。また免疫機能を低下させるので、ガンも発生させます。
自己防衛の必要性-自分の飲み水は自分で守るしかない!
日本人に深く根付いているのが「水と空気はタダ」という意識。蛇口をひねれば、いつでも安全・安心な水が飲めると思っている人がほとんどのようです。しか し、病原菌などの殺菌のために、水道水にはどうしても塩素を入れざるをえません。このことで厚生労働省や水道局を責めるわけにもいきません。つまり病んでしまった飲料水から身を守るには、各家庭での防衛策=自己防衛するしかないのです!
海外の水質環境教育への取り組み
急がれる子供たちへの環境教育の徹底
環境教育プログラム「SAW」
イギリスでは、1990年から小中学校での環境教育がスタートしています。この教育プログラム(Science Across the World=SAW:世界の自然科学)は世界基準にもなっているほどで、生徒一人ひとりに、討議(ディベート)、問題解決、シミュレーション、ロールプレ イ、データ解析、発表などを通して、地球環境問題を考えさせていくものです。単一科目に縛られない、総合的な学習ができるクロスカリキュラム教材として独 自に開発されたところにその特長があります。
SAWでは、環境を科学的に学ぶだけでなく、諸外国の環境の現状や環境に対する意識、生活環境について比較を行うほか、世界中の学校間でSAWインター ネットホームページやSAWメールで生徒が自由に情報交換できるようになっています。そのため、生徒が環境問題や国際情報の数々を総合的に分析、判断する 能力を養えるようになっているのです。
浄水器の選び方まで学習させる
このSAWのテキストの第1章は「飲料水」になっており、その第2節には浄水器の選び方や浄水器では除去できない有害物質を挙げています。その中にはしっかりと、農薬や硝酸性窒素が明記されているのです。
実際に、世界中の国々、たとえば欧州やアフリカ、アジア太平洋、アメリカなど諸地域の学校がこの「環境教育プログラムSAW」を使用、または手本として活用しています。しかし、残念ながら、日本では小中学校における義務教育のなかで環境教育という正式に定められた項目はなく、もちろんSAWにも参加していません。
SAWでは、ビタミンDの取りすぎで腎臓病になることや、温暖化の海面上昇で水没する国、さらにこの避難民を受入れなければならない国についても学ばせる など、徹底した教育を展開しています。いかにも、わが国と世界との環境教育のギャップを感じさせる内容には愕然とします。