天然のミネラルを含み、様々な健康効果があると言われるバナジウム水。
その中の一つに、「糖尿病改善」というものがあります。
今回は、バナジウム水の糖尿病改善効果について詳しく解説していきます。
バナジウム水とは
バナジウムはミネラルの一種で、牛乳、そば、えび、マッシュルーム、パセリ、卵、いわし、わかめ、ひじき、あさりなどに多く含まれています。
バナジウム水にはカルシウムやマグネシウムも多く含まれており、健康効果を期待できるだけでなく、料理に使う際もよりおいしく仕上げることができます。
一部の地域からは、天然のバナジウム水をとることができ、日本では富士山麓の限定された場所でのみ取ることができます。
バナジウム水については、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
バナジウム水は血糖値を下げる
バナジウムは、体内に摂取するとインスリンととてもよく似た効果を発揮します。
血糖値を正常な状態に整えてくれるため、血圧が高く糖尿病予備軍の人にも生活習慣病予防として効果的です。
ラットの実験でも、バナジウムの血糖値の降下作用が認められており、また、1889年には、フランスの内科医がバナジウム化合物を糖尿病の患者に経口投与したところ、尿中の党の量が低下したという報告がありました。
インスリン筋肉注射と比べて患者に負担が少ないことから、糖尿病治療薬として注目され始めています。
バナジウム水を飲むときの注意点
バナジウム水を摂取する場合、以下のことに気をつけましょう。
糖尿病の人はかかりつけ医に確認
先述した通り、バナジウムはインスリンに似た働きをするため、血糖値やインスリン値を下げる作用があるため、経口投与ができるバナジウム化合物をつくることで、糖尿病の治療に使用されています。
ただし、糖尿病の診断をされている人は、「健康に良いから、血糖値が下がるから」とバナジウム水を安易に摂取しないようにしてください。
バナジウム水を飲用する前には、かかりつけ医に相談するようにしましょう。
過剰摂取をしない
バナジウムには健康効果がありますが、摂取しすぎには注意です。
バナジウムの一日当たりの適量は1.8mg以下とされているので、バナジウム水を飲むときはペットボトルに表記されている含有量を確認しましょう。
まとめ
バナジウムには、インスリンに似た効果があり、血糖値を下げる働きがあるため、生活習慣病の予防などに最適です。
バナジウム水は特にバナジウムを簡単に摂取しやすいですが、既に糖尿病治療を始めている場合には、治療方針とあわない可能性があることも考慮し、かかりつけ医に相談してから飲むようにしてください。